気になる本を見つけてしまった。『老後はひとり暮らしが幸せ 自由に気ままに、最後まで』、自分の老後は子供に迷惑かけたくない、と日頃から思うだけ思ってる状況なので、このような本は興味津々。
年を重ねてから独りになったらどうする?、、、同居するか、ホームに入居するか、ひとり暮らしするか・・・答えは人それぞれで決めればいいことなのですが、60歳以上の方々のアンケート調査結果を元に書かれている本を読んでみるのもいいのでは ^_^
老後はひとり暮らしが幸せ
60歳以上の同居している方、ひとり暮らしをしている方々へのアンケート調査結果を元に、さまざまな年齢層の方々からいただいた意見も加味し、高齢者がどのように暮せば幸せに暮らすことができるのか、を考えた本。
もっとも現実的で理想の姿、幸せな暮らしはこうだ、って、著者の考えが読み取れると思います。
書籍情報
- 書籍名:老後はひとり暮らしが幸せ
- 著 者:辻川覚志氏
- 発行所:株式会社水曜社
- 価 格:1,400円(税別)
目 次
はじめに
1章 なんでひとりで寂しくないの
・やっぱり自分ひとりがいい
・子供世帯は助けになるか
・人と多く接すると満足度は高くなるか
・独居を支えるもの
2章 同居はどうして快適じゃないのでしょう
・同居は悩みが多くなる?
・家族構成の影響
・困窮する小世代
・情報化が人に与える影響
・家庭内での孤独感
・体がいうことをきかなくても
・同居は不完全な個の集まり
・なぜ同居は困難なのか
3章 老人ホームに入りたいですか
・老人向け施設という選択肢
・集団の中でひとりで暮らすということ
4章 ひとり暮らしを長く楽しめる7つの秘訣
・秘訣①生活環境をできるだけ変化させない
・秘訣②友達を維持する。信頼のおける人を持つ
・秘訣③毎日何かやることをつくる
・秘訣④できるだけ自分で何でもする
・秘訣⑤ひとり暮らしの寂しさを少しでも減らす
・秘訣⑥緊急時の対応策を決めておく
・秘訣⑦自分の希望を周囲に伝えておく
5章 どうしてもひとり暮らしが無理になったら
・死別したときの対策
・大けがや大病をしてしまった
・金銭管理
・最後の決断
・自立死という選択肢
本書の調査方法と分析について
あとがき
結構、気になる文字列があります。今年61歳、なにが起こるかわからないこの時代、自分なりの考えを明確のしておかないといけないかも、と感じる今日このごろ・・・
読み終えて
まず、なるほど、と思い、また、なぜ?、とも思ったのが、『高齢になって体が思うように動かなくなっても家族と同居している人よりひとり暮らしの方が幸せなんでしょう』って文章。
この文章から、著者がどうしてそのように感じたのか、興味津々で読み進めることとなってしまった。
高齢期にどのように暮せば、幸せに暮らせるか、なるほど、と感じる事例をたくさん読み取ることができました。
高齢期の暮らし方として、二世代世帯、三世代世帯、老人ホームなど集団の中で暮らす、ひとり暮らし、それぞれの特徴を元に著者が至った結論につながっていきます。
個人的に意外だったのが老人ホームのデメリット。。。同年代の話し相手がいて、サークルもあって、毎日楽しいんじゃないかな、と思ってたのですが、健康上気をつけないといけないとても大きな課題があることに気付かされました。なんでも便利すぎ・・・至れり尽くせりはダメなようで・・・
この本、定年退職された方やされる方は、読まれるといいと思います。もちろん、70代、80代の方々も読まれるといいですし、その方々を支えている、また、支える未来が待ってる方々も読まれるといいと思います。
私自身、今年87歳の高齢の父をみてるので、自分のエンディングは子供にちゃんと伝えておかねば、とつくづく感じます。
能力は使わなければすぐ衰える、この言葉も父をみているとよくわかります。
さて、自分は・・・自分の希望を書き残す『エンディングノート』は今からしっかり考えておかないと、と感じました。特に延命治療するしないの考えは、自分できめとかないと、身内が決める責任をおうことになりますから、それを決断した身内の人は一生重荷を背負うことになりかねないもんね。。。
この本、いつもの通り、本屋さんや図書館に行くのが面倒な方は、こちらからどうぞ ^_^
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