昨日、9/17に小型船舶操縦免許の更新をしてきました。講習の中で、いくつか船舶事故の事例説明がありました。中でも、水上オートバイ、ジェットスキーの事故にはとても驚きました。
命に係わる事故なんですが、とても身近で簡単に起こりうる事故です。操縦している方も大半は気づかなかったことではないでしょうか。前方不注意や操縦技能不足による事故は想像つきますが・・・
事故は、2例ありました。2例とも事故の現象は同じですが、一方は死亡、もう一方は入院1ヵ月半の重傷です。いずれもジェットスキーの後部シートに座ってる方が後ろに落ちた際、ジェット噴流が下半身に当たって体内に入り、内臓を傷つけてしまったとのこと。
ジェット噴流、操縦している方には楽しい推進力を与えてくれますが、後ろに落下した人にとっては命の危険を感じさせます。
ジェット噴流、ジェットスキーの推進力の源、後部の噴出口から噴出す水(海水)です。左の写真が噴出口です。
これらの事故は、急発進した場合に特に起こりやすい事故ですね。急発進だと、同乗者は落水する確率が高いし、操縦者は落水に気づきにくいと思います。だからフルスロットルのまま・・・かなり強い水流が落水者を襲うことになりますね。怖~
自己防衛方法は、まず第一にジェットスキーに乗る場合の危険を認識すること。とにかく落水しないように、しっかりと前の人につかまることが重要です。それでも、もしかして落水してしまった場合のことを考えて、ビキニや海パンなど、普通の水着では乗らない。ウェットスーツやウェットスーツボトムを身につけると少なくとも大きな事故にはなりにくいようです。
救命胴衣は着用厳守ですからね ^^
以上、2例のような事例がなかったら、操縦者も同乗者も気づかない事故のような気がします。私自身も重々注意するようにします。といっても、ジェットスキーはレンタルで楽しむ程度ですが・・・
この記事中の写真他、運輸安全委員会事務局神戸事務所に掲載をご了承頂きました。
運輸安全委員会のサイトはこちらです。海の安全に関する情報が掲載されています。海で遊ぶ、船釣りをされる方は、一度は見ておくといいと思います。
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