『野球データでやさしく学べるPython入門』野球データの分析、集客分析とSNS分析、伝え方に興味がわいて、読んでみました。
Python で、データ収集、抽出、グラフ化、が簡単にできるようになります。本で勉強する環境では Google Colaboratory を使用していますが、VScode で勉強することも可能。
この本でもっとも重要なところは、『分析結果の伝え方』です。
ここしっかり読んで理解し、実行できると、きっと一段か二段上に上がれるでしょう。
書籍情報
- 書籍名:野球データでやさしく学べるPython入門
- 著 者:齋藤 周
- 発行所:株式会社日本実業出版社
- 版 :2023年12月20日、初版
- 頁 数:171
- 価 格:1,900円(税別)
目 次
CHAPTER1 Pythonで何ができるの
- 1-1 東大野球部の連敗を止めたデータ分析
- 1-2 プロ野球で活用されるデータ分析
- 1-3 Pythonとは?
- 1-4 Pythonはどこで役立っているの?
- 1-5 データ分析xPythonで何ができるの?
- Column 1人の新卒就活生がプロ野球データ分析担当になるまで
CHAPTER2 データからグラフを作成してみよう
- 2-1 分析に必要な知識の習得
- 2-2 投球の球種割合を表す円グラフ
- 2-3 球種ごとの平均球速を表す棒グラフ
- 2-4 イニングごとの平均球速を表す折れ線グラフ
- 2-5 球種ごとの球速分布を表すヒストグラム
- 2-6 投球の到達位置を表す散布図
- 2-7 投球の到達位置を表すヒートマップ
- 2-8 リリースポイントを表す箱ひげ図
- Columnよくあるエラーをと対処法
CHAPTER3 Pythonの基礎を学ぼう
- 3-1 分析前の準備その1 pipとimport
- 3-2 分析前の準備その2 pandas
- 3-3 Pythonの基本操作 四則演算と画面表示
- 3-4 リスト
- 3-5 Pythonの基本構文
- 3-6 matplotlibの使い方
- Column Python学習に役立つ参考資料
CHAPTER4 顧客データを分析してみよう
- 4-0 分析に用いるデータを準備する
- 4-1 売上に関する分析
- 4-2 集客に関する分析
- 4-3 SNSに関する分析
- Column プログラミングにおけるChatGPT活用方法
CHAPTER5 データ分析を有効活用する「伝え方」
- 5-1 データ分析とデータ活用の違い
- 5-2 分析前
- 5-3 伝達時
- 5-4 実際の「伝え方」の事例
学べること
Visual Studio Code(以下、VScode) が一般的だから、VScode を使っているだろうと勝手に判断していました。日頃、VScode を使っていることもあり、期待していたのですが、Python を学ぶ上で環境構築がほぼ不要の『Google Colaboratory』を使用して学習が進みます。
私は、大谷選手の2022/4/1~2022/9/30 投球データを得るところが、VScode からうまくダウンロードできず、そこだけ Google Colaboratory を使用しました。
- Python使用上必要最小限の操作
- Google Colaboratory の使用方法
- モジュール使用方法:import
- データの抽出
- CSVデータの書き出し、読み込み
- グラフ化
- 円グラフ
- 棒グラフ
- 折れ線グラフ
- ヒストグラム
- 散布図
- ヒートマップ
- 箱ひげ図
- マーケティングで必要な3つの分析方法
- 売り上げ分析
- 集客分析
- SNS分析
- 分析結果の伝え方
上記、いずれも説明がシンプルで意味の理解が及ばないかもしれません。
例えば、データフレーム df 、、、より詳細な情報は別書籍、有識者、もしくはネット上から得る必要があります。なぜなぜって思ったら調べる、この習慣がとても大事だと思います。
とても勉強になると感じたところ
普通に働いていたらまず気づかない、もしくは気づくまでに時間がかかるところ『分析結果の活用方法』を簡潔に説明されているところには、とても重要なことが具体例として記されています。
クレーム処理業務に十年以上携わっていて気づいたこと、とても大事なことです。
私の場合は、この点について誰も教えてくれる方がおらず、自分で気づくしかありませんでした。この点、気づいて次のステップ(信頼性保証課設立、品質保証課と品質管理課との業務バランス策定)に進もうとしていた矢先に断念せざるを得ないことが・・・
前置き長いね・・・
真剣な目で向き合って欲しいところは、
Chapter5 データ分析を有効活用する「伝え方」 です。
特に社会人、組織で働く将来性ある若者たちにじっくりと読んでほしい。
Chapter4までのPythonプログラムの部分は、携わっている業務に置き換えればいいです。
知るといいと思うところ
- 書籍では、Google Colaboratory で学習を進める形式
- 私は、最初の大谷選手のデータ準備のみ、Google Colaboratory 使用
- 以降、VScode で進めました。
- 使用するデータは、ダウンロード可能
- 著者、齋藤周氏の書籍フォローサイト
- データダウンロード
- 正誤表
- Python 3.12 で japanize_matplotlibが動作しないときの対処法
- error表示:ModuleNotFoundError
- 対処:distutils の代わりに packagin モジュールを使う
(参考)Qiita japanize_matplotlibがPython 3.12以降`ModuleNotFoundError`で動かない時の対処法
読み終えて
Python プログラミング、データ収集・抽出、視覚的伝達方法(グラフ化)、分析結果の有効活用、特に伝え方について、他の業務への応用も可能と感じさせてくれる本。
正直、1,900円、171ページ、の書籍でここまで教えてくれるか、って感じ。
年金受給者である私は、機会あれば将来ある若者たちと語り合える、議論できる場があればいいな、と感じてしまいました。
なんか印象深い本でした。
Python 入門 → 組織で働く人の心構え入門編でもいいかも ^-^
本屋まで遠い方、amazon と楽天を紹介します。
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