タイトル『旅の報酬』に惹かれ購入。パッと開いて、「成功者の原点には”旅”があった」って文書も気になって。
私のバイアスが入りますが、いい本だと思います。
旅の報酬、何が読み取れる?
読者それぞれの感性や考え、生きてきた歴史があるから、著者の考えが正しいと押し付けるものではありません。私がいいなって感じたことを列挙しています。
- 可愛い子には旅をさせよの狙い
- ものに囲まれた暮らしは、大切なことにかけられる時間を制限し、ものから自由になった暮らしは、大切なことに使える時間を増やす
- 相手の価値観を認める大事さ
- ものよりも体験にお金を使うことの重要性
- 旅の途中の寄り道の良さ
- 変な期待をもたないチカラの重要性
- 英語を話すのが上手なのとコミュニケーションがとれることは一致しない
その他にも感じるところありました。
旅によって人間の幅が広がり、人生の幅も広がる、一人旅することでそれに気づいて欲しい、という著者の気持ちが伝わってきます。
もちろん、ツアーなど、観光地をスケジュール通りに見て歩く旅では得られないようですよ。
よくわかる逸話
旅の報酬には、著者が好きな逸話を紹介してくれてるところがあります。メキシコのとある田舎町での漁師とアメリカ人旅行者との会話。
数十年間死に物狂いで働いて得たお金で手に入れた生活が、いまの漁師の暮らしと変わらないっていうお話。
同じ環境に長くいるとそこでの常識が当たり前と人は思ってしまいますよね。旅に出るとこのような気づきがたくさん感じられるでしょう、と著者。
なるほど、とてもわかりやすいと感じました。ほんの数ページですが、著者が伝えたいことがすっと入ってくる逸話でした。
目 次
- なぜ、スティーブ・ジョブズは旅に出たのか?
- 旅が人生の質を高める33の理由
- ネットとリアルを行き来する21世紀の旅行術
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(以下、2019/3/29リンク切れ対応)
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