ちょっとそこまで旅してみよう、って題に惹かれて読んでみました。著者は初めて知る方、益田ミリさん。
昨日まで知らなかった世界を、今日のわたしは知っている、で始まります。
著者が経験した旅、著者ならでは言い回しで表現されています。その言い回しが私にはスゥーと入ってきて、楽しく読むことができました。
ときおり見えるセンチメンタルな面もいいですね。
ひとり旅や大切な方との旅の行き先が、この本の目次に載ってたら、出発前に読むと女性視点での食・観光・土産について情報が得られます。人によっては役に立つ情報だと思います。もちろん、執筆時点との時間差は考慮しなくてはなりませんが。。。
書籍情報
- 書籍名:ちょっとそこまで旅してみよう
- 著 者:益田ミリ
- 発行所:株式会社幻冬社
- 価 格:460円(税別)
- 初 版:2017年4月15日
目 次
- 石川 金沢
- 秋田 五能線
- 青森 弘前
- 東京 深大寺
- 東京 八丈島
- 宮城 白石
- 宮城 鳴子温泉
- 京都
- フィンランド
- スウェーデン
- 福井
- 京都
- 兵庫 宝塚
- 鹿児島
- 東京スカイツリー
- 神奈川茅ヶ崎・江の島
- ヘルシンキ
- 奈良
- 山口 萩
おまけ:文庫おまけ旅
気になる食べもの
この本、ひとり旅、彼との二人旅、母との二人旅、旅の状況がいろいろと伝わってきますが、私は特に興味津々だったのが食べもの。その土地ならでは食べものは食べたい。
著者が名前がわからないスウィーツも出てきましたが、これは行って探すのが楽しそうです。
- 弘前:嶽(ダケ)きみ天ぷら
- 鳴子温泉:栗だんご
- スウェーデン:デパ地下ショーウィンドゥ、もりもり盛り上がった山形スウィーツ
- 福井:ソースカツ丼
- 鹿児島:両棒餅(ジャンボモチ)
- 茅ヶ崎:天豆のすり流し
- 小倉:資(スケ)さんうどん、ゴボ天うどん
その他
旅先で、特に行きたくなったのが、鹿児島の「千本楠」。楠にフクロウが見えるんですと。アフラックのコマーシャル撮影現場ってのも気になります。
著者が途中でポロっと、、、
『いつでも行ける場所であっても、次回も同じ旅ができるわけではない。』って・・・その通りだと思います。
著者がいちばん読者に伝えたかった旅先は、『ヘルシンキ』でしょうか。他は、10ページぐらいなんですが、ヘルシンキは35ページにわたって書いています。もっとも思い出深い旅先だったかもしれません。
どの旅先も著者が移動している情景が浮かんできますので、自分の移動と重ね合わせて楽しめるかも、です。^^
この本、興味ある方は、こちらでどうぞ。
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