最近、WordPress のテーマ作成に興味が出てきて、まずは目にとまった『WordPressオリジナルテーマ制作入門』を読んでみました。
本の売りは、「はじめての自作テーマ。これ1冊で大丈夫!作りながら学べる入門書です。」とのこと。
他のPC関係書籍と同様、WordPress の現バージョン6.0と書籍の対応バージョンは5.8と異なります。Ver. 6 の新規機能で、より簡単な制作方法があるかもしれません。気になったら、その都度リサーチすればいいか、と。。。
書籍情報
本の画像は、<amazon> です。
- 書籍名:WordPressオリジナルテーマ制作入門
- 著 者:清水由規、清水久美子、鈴木力哉、西岡由美
- 発行所:技術評論社
- 発行日:2022年1月26日初版
- 頁 数:411
- 価 格:2,680円(本体のみ、税別)
本の最初に「本書の特徴と構成」が!
はじめにの次のページに、この本の各 Chapter の内容概要説明があり、何が学べるか、すぐに認識できます。この部分、とてもわかりやすかったです。気になる Chapter があれば、本屋さん直行です。
- Chapter 1
- WordPress の成り立ちや、WordPress の中でどのような動きを経てウェブページが表示されるのかといった、基本的な知識を解説します。
- Chapter 2
- テーマの作成に必要なファイル構成やテンプレートファイル、プログラミング言語のPHP、WordPress 特有の記述などを解説します。
- Chapter 3
- 「Local」を使った環境開発の準備から、その使い方と WordPress の基本的な設定、プラグインの選び方とインストール方法を解説し、サンプルサイト作成に必要なコンテンツの準備を行います。
- Chapter 4
- WordPress のテーマとして必要最低限のファイルを作成し、テーマとして認識させるための準備を解説します。
- Chapter 5
- 静的なコーディングを行った HTML ファイルを共通部分に分けたり、テンプレートタグに置き換えたりしながら、WordPress テーマの基本となるテンプレートファイルの作成を解説します。
- Chapter 6
- サイト内検索や、ページファイルが見つからなかった場合の404ページ、投稿間の移動ナビゲーションなど、ウェブサイト内の回遊性や利便性を高めるためのテンプレートや機能の追加を解説します。
- Chapter 7
- テーマ用のカラーパレットの設定から、独自のカスタムスタイルの作り方、独自のブロックパターンの作成方法まで、テーマを作成する上で必要となるブロックエディターへの対応方法について説明します。
- Chapter 8
- カスタム投稿タイプを使った独自の投稿作成やカスタムテンプレート、ブロックエディターによるフロントページの編集や、投稿一覧ページの作成について解説します。
目 次
目次の中に気になる文字があれば、サラっと流し読みし、役立ちそうだと感じたら購入、活用すればいいと思います。
Chapter1
- Step 01 WordPressはCMSの1つ
- Step 02 なぜWordPressを選ぶのか?
- Step 03 静的ウェブサイトとWordPressで作成したウェブサイトの違い
- Column WordPressのライセンス
Chapter2
- Step 01 WordPressのテーマとは
- Step 02 テーマのフォルダ構成
- Step 03 テンプレートファイルとは
- Step 04 PHPのしくみと書き方を知る
- Step 05 WordPressにおけるタグとは
- Step 06 WordPressのループとは
- Step 07 フックとは
- Column テーマ開発者のためのハンドブック
Chapter3
- Step 01 Localをインストールして基本的な使い方を知る
- Step 02 WordPressの初期設定を行う
- Step 03 プラグインの選定とインストール
- Step 04 サンプルページを作成する
Chapter4
- Step 01 テーマフォルダを作成する
- Step 02 テーマに必要なファイルを作る
- Step 03 テーマの表示を整える
- Step 04 画像・CSS・JavaScriptを準備する
Chapter5
- Step 01 ウェブサイトの共通部分を作成する
- Step 02 固定ページ用のテンプレートファイルを作成する
- Step 03 投稿ページ用のテンプレートファイルを作成する
- Step 04 アーカイブページ用のテンプレートファイルを作成する
- Step 05 ナビゲーションを作成する
- Step 06 フロントページ用のテンプレートを
- Column テーマ作成のセキュリティ対策について
Chapter6
- Step 01 サイト内検索をできるようにする
- Step 02 404ページを作成する
- Step 03 パンくずリストを作成する
- Step 04 前後の投稿へのリンクを追加する
- Step 05 ウィジェットエリアを追加する
- Column コメントを受け付けたいと思ったら
Chapter7
- Step 01 テーマをブロックエディターに対応させる
- Step 02 コアブロックのスタイルを独自に追加する
- Step 03 ブロックパターンを削除・追加する
- Column ブロックエディターとGutenbergプロジェクト
- Column カスタムフィールドは本来の使い方へ
Chapter8
- Step 01 カスタム投稿タイプを追加してコンテンツを拡張する
- Step 02 カスタム投稿タイプに独自の分類を追加する
- Step 03 カスタム投稿タイプに関連する部分の表示を整える
- Step 04 カスタムページテンプレートで個別にデザインを変更する
- Step 05 投稿インデックスページを作成する
- Step 06 フロントページをブロックエディター化する
その1~固定ページの指定とブロックの配置 - Step 07 フロントページをブロックエディター化する
その2~ショートコードブロックの活用 - Column WordPressへの理解をより深めるために
読み終えて
Chapter1から順に読み、本の指示通りにテーマ用ファイルを作成してみました。なるほど、こうなってるのか、と理解できることに嬉しさを感じました。
最終的にできあがったテーマで作成した美容室サイト、少し動作に違和感を感じる箇所がありました。最初に表示されたホームとどこか別のページから戻ったホームで画面が違うんです。
どこか入力ミスがあるのでしょう。でも、オリジナルテーマ作成手順や方法は一通り学べましたので、あとは違和感を感じている個所をしっかり見直してみようと思います。
PHPについても簡易ではありますが、必要最小限の説明はあると思います。より深く知りたい方は、別の本、またはネットから学ぶことになりそう。
この本では、WordPress の説明、テーマ作成に必要な基礎知識、がまず学べて、自分のPC上に WordPress のローカル環境を構築し、テーマを作成していくという順で学べます。
ただ、単体でページを表示できるファイルが準備されており、この本の目的を達成するためにここを変更する、といった手順で作成していくので、全体像がつかみにくく感じてしまいました。
私は、まず仕様設計図みたいなのがあった方が理解しやすい。部分部分から入るとその部分に現時点で悩みを持ってないと実戦で使用できる技術としては何度も本を読まないと難しい。
ただ文字列を指示通りに追加・変更・削除することが目的になってしまい、すぐ忘れそうだ。
今、印象に残っているのは、WordPress ローカル環境が構築でき、ローカルでサイト構築、テーマ作成検証ができる、共通部分の分割利用、ということ・・・
あとは、WordPress 標準機能をどのように組み込むか、実践で身に着けていくのがいいかなぁ、と感じています。
本に関する印象は、人それぞれなので、興味ある方は読んで手を動かしてください。
以下、本屋さんに行くのが大変な方にリンク貼っときます。
私は、テーマの設計から記載された本、デザインが学べる本、などに興味が出てきました。
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