年に1、2度、プレゼンすることがあるので、書名に惹かれ、読んでみました。スティーブ・ジョブズのプレゼン資料のどこかすごいのか、また、どのように活用すればいいか、わかりやすく書いてくれています。
思うこと
まずひとこと、わかりやすい
著者の印象に基づく解説って感じでしょうか。なるほど、と納得するところあります。資料作成の目的は何か?が重要なのはもちろんなのですが、自分の意図を明確に伝えられる資料作成方法を3つに要約されているところはさすが、と思います。
プレゼン資料は、その作成者が自己満足に陥りがちで、必要以上に情報を詰め込む傾向があるようです。
プレゼン資料は、聞いている方々に何を伝え、どんな行動をとって欲しいか、であるべきですね。^_^
一例として掲載されている、「スーパーで販売するりんごのプレゼン資料」は、とてもわかりやすいと思います。私自身も自分が必要と思っても聞かれる方にとって不要な情報だったら?と考えて資料作成していますので、著者の意図がよくわかります。
著者が要約している3つのこと、これだけでプレゼン資料作成は十分と感じますが、多少経験が必要と感じる点もあります。この点は、ひとそれぞれですね。
通して読んでみて、人前でプレゼンする方には、一読の価値あると思います。^-^
内 容
Chapter.1 プレゼンテーション資料とは、どのようなもの?
Chapter.2 自分の意図を明確に伝えられる資料
Chapter.3 スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション資料はなぜスゴイのか
Chapter.4 総括
という感じで構成されています。
全体を通して、文字数は少なく、1時間程度で読み終えられると思います。読み手の理解を考慮した図表が散りばめられており、理解の一助となるでしょう。
パッと一瞬で著者の意図をつかめる、カラーのプレゼン資料があります。
補正色の図もあり、プレゼン資料作成には役立つと思います。
あとがきから
著者は、大学卒業後、外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成チームに就業。ひたすら法人向けのプレゼン資料を作成。
ここで身につけたスキルをもって独立。さらに継続的に独自に学習し、たくさんのプレゼン資料を作成。その結果、業種や目的にかかわらず、「資料として作成するコツは同じ」とのこと。
だからこそ、読んでわかりやすかったんだろう。^_^
そうそう、読みやすかった点も見逃せません。
著者のいう3つのルールは、あくまでも基礎の基礎、とのこと。ここから自分流を構築していくことが重要で、作成した資料が良いか悪いか、客観的に判断できれば、プレゼン資料作成はどんどん上達していくのではないかな、と感じます。
もちろん、プレゼン資料とプレゼンターとの相性も重要と思います。
さて、この本、探すの面倒な方、こちらへどうぞ ^_^
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