ビールを飲んで痛風を治す、田代眞一著|医者ならではの痛風対策!

 たまたま見つけた、『ビールを飲んで痛風を治す!』。まずその題にビックリ。痛風患者の一人である私、医者から言われたのは、ビールは飲むな!、ですよ。それをビールを飲んで痛風を治す!・・・著者はお医者さん・・・

とにかく私は噂話や他人の評価は気にせず、自分の経験で判断してきたので、まずは読んでみよう、と。初版発行が2008年5月と古いのですが・・・

スポンサーリンク
スポンサーリンク

思わず笑ってしまった、ビールを飲んで痛風を治す!

 読み終えて、まず感じたのが、著者に会ってみたいなぁ、です。塩タタキと亀泉か藤娘か美丈夫か、で一杯・・・これは当方の勝手、まったく異なる銘酒を言ってくるかもしれない、などと勝手な妄想・・・

それはさておき、ほんとに意外な考え方をされる方だなぁと感じました。気持ちよく寝るためにサウナ→血液濃縮→尿酸析出・・・激痛・・・激痛対処で尿酸結晶溶解→排尿、、、尿酸溶かすためにビール

ビールで尿酸を洗い流すことに決めた!・・・あはは、まいったですね。これは思いつかなかった。。。

 もひとつ驚いたのは、さすがお医者さん。痛み止め他薬を服用しても傷みがとまらないから点滴・・・

目的は、血液中の余分な尿酸と析出した尿酸結晶を溶解し尿と一緒に排出すること・・・理に適ってるとは思いますが、一般人には思いつきもしない対症療法で、まず実行できそうにないですね。。。

 書籍中には、もっとも重要なこと『定期的に血液検査を受けて、自分の尿酸値を把握する』と書かれています。自分の飲み方が自分の体にどういう影響を与えているか、はいつも知っておいた方がいい・・・その通りだなぁ、と。。。

書籍情報

  • 書籍名:ビールを飲んで痛風を治す
  • 著 者:田代眞一氏
  • 発行所:角川書店
  • 発 行:2008年5月
  • 価 格:686円(税別)

この本、次の文章が気になる方は読んでみて!

  • 薬学の専門家が自ら成功させた、ビールを使った痛風撃退の秘策
  • 大量のビールで尿酸を洗い流して痛風退治に成功
  • 痛風・高尿酸血症の人は生活習慣病のリスクが高い
  • ビールではなく、うまいつまみに気をつけて
  • 尿酸値が高い人は水分補給が最重要ポイント
  • 節制した生活と体調管理が酒飲みの使命
  • なぜ、高尿酸血症や痛風にビールが悪影響を与える、と言ってるのか
  • 本当にビールが高尿酸血症や痛風の犯人なのか

読んでみて

 ビールを飲んで、痛風を治そう、と言っているわけではないことに注目してください。自分の体は自分が一番わかってるはずなので、いろいろなことから自分の健康管理に合った手段を選択することがとても大事ですよ、というのが著者の伝えたいことだと思います。

ここ取り違えて、ビール飲んだら痛風が治る、と単純に行動しないでね。この方特別体質かもしれないので・・・まずは、日ごろの飲み方で尿酸がどのくらいか、つまみは何を食べたら尿酸はどうなったか、これらのことが自分で検証できない方は、この本の著者のマネはしないほうがいいです。

 尿酸値、高いままにしておく危険性、特に合併症についての説明は知っておくべきことでしょう。腎機能の説明、薬効の説明もとてもわかりやすい。

 ご本人の体験談で、過去の水が飲めない環境・中国での発症事例、が出てきます。
中国出張→中華料理(プリン体多)→健康上怖くて飲めない水→飲む水がない→水分補給なし→発症・・・を経験し、水の代わりにビール・・・

美味しい中華料理をたらふく食べた後にビール・・・これで発作の発症を防げたそうだ。この物語に興味ある方も読んでみてください。

とにかく、自らの体を実験台にし、痛風発作をビールで防ぐ方法を確立されたことには驚きました。

 興味ある方、こちらからどうぞ。^_^

ビールを飲んで痛風を治す!田代眞一著

最後に・・・著者は特別体質かもしれない、いろいろ試行する際には、お医者さんと相談しながら進めましょう。くれぐれもご自分の健康状態をご自分だけで判断しないようにしましょうね。しかし、とてもおもしろかった ^_^

最後に

 最も興味深かった第5章 おいしくビールを飲むために。。。この章では、高尿酸血症や痛風患者のビールとの付き合い方法が載ってます。

すっごい生活感・・・夕食に、近所のスーパーでビール6缶パックと半額になった刺身やサラダ、売り切れもあり、、、ものすっごい親近感。。。

どんどん飲んでどんどん出す、自分の体をしっかり把握できていない私はうらやましい限りです。ビールの弊害よりメリットが多い体が欲しい・・・

ビールは飲み過ぎより、飲み方』、興味湧いた方は読んでみて ^_^

イラスト、旅行

本当の食事療法は・・・なんか考えらされました・・・

健康
スポンサーリンク

コメント