いつものように散歩してて、ほぼ月1~2回訪問するツタヤで、またまたふと目に留まった本『トヨタの会議は30分』。
もう企業勤務はないのですが、なぜか副題『その仕事や忖度、本当に必要ですか?』・・・気になってしまって購入、読んでみました。
読み終えて、ことなかれ主義、よいしょ主義でのし上がった取締役や部長クラスの人間には嫌われる要素で満ちていると感じてしまった。
特に、自分よりいいアイディア提案、業務遂行できる部下には気分が悪いと感じる役職者が多い企業だととても大変なような・・・
過去を振り返り、なんと無駄な会議に時間を奪われていたことか、とつくづく感じてしまった自分がいることも確か・・・
会社を少しでも発展させようと思う若い人、その若い人を支えるリーダー職の方、一読の価値はあると心から感じました。
書籍情報
- 書籍名:トヨタの会議は30分
- 著 者:山本 太平氏
- 発 行:株式会社すばる舎
- 頁 数:215頁
- 価 格:1,430円(10%税込)
目 次
目次の中に、気になる文字列があったら、ぜひ読んでください。
- はじめに
- 第1章 極限まで無駄を減らす「時短会議術」
- 30分会議で2ヶ月分の時間を捻出
- 無駄な「定例会議」と「上司の付き合い」は認めない
- ホワイトボードの記入内容をそのまま議事録に
- いきなり議論に入っていいか最初の5秒で判断する
- 「会議ではメモなし」が暗黙知
- 第2章 確実に相手を仕留める「コミュニケーション術」
- 1分でOKをもらえる資料のつくり方
- プレゼンでは聞き手を迷子にさせない
- あがり症の人は目線と声質を安定させる
- 「口2耳8」の割合で話す
- 文字ベースで議論しないでさっさと電話する
- 放置プレイには上司巻き込み型のメールで反撃
- 第3章 トヨタ魂の根幹「本質思考」
- 読めるけれどもあえて空気を読まない
- 本気で綺麗事を信じそれを現実にする
- 「なぜ?」と「定義は?」でトコトン自分の頭で考えさせる
- 第4章 スピリットをつなぐ「トヨタの教育」
- 「嫌われてナンボ」のオヤジマインドで若手を育てる
- 苦手と得意の判断を急ぎすぎない
- 試行錯誤で素早く限界把握 無理ならサクッと助けを求める
- 第5章 良好な人間関係を築く方法
- ピリついた人間関係のフォローには飲み会を活用
- ネガティブすぎる相手は30分怒りを寝かせてから無視する
- 人間は予定通りに不合理な生き物だとはじめから認識しておく
- 第6章 人間力を嵩上げする「配慮」のつくり方
- 自らを凡人だと認識して開き直る
- ご縁を大切にし常に感謝の気持ちを持つ
- おわりに
読み終えて
読み終えて、といいますか、読んでる途中で思わずニヤッとしてしまう箇所がいくつもありました。書かれている内容すべて“その通り”って感じ。
冒頭にも記しましたが、若い方がこれを実行してしまうと、、、ことなかれ主義・よいしょ主義で昇進した取締役他には、とても嫌われるだろうなぁ、というのが実感。
会社の永続的発展よりも自分の感情優先、そして自分が在籍中は問題なく過ごせればいい、としか考えていない役職者を見破り、うまく対応しないととってもやりづらくなりそう・・・
社長他、会社の重要案件決定責任を有する方々から変わらないとトヨタのようには設計・開発・維持できないだろうなぁ、というのが実感。
でも、競争相手がいない企業だったら、この本の内容、一部分でもまず考えないし、気づかないことだろうなぁ・・・
ベンチャー企業の社長、ぜひ読んでみてください。
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