4/18の真夜中に奇跡のレッスン〜世界最強コーチと子どもたち〜が放映されてた。
奇跡のレッスン、最強コーチゴルフのルディ・デュラン氏、私は知らなかったですが、有名なコーチですね。
小・中学生にゴルフを教える立場の方、また、教わる小・中学生には、とても参考になると感じました。
ゴルフだけじゃなく、子供の教育、新入社員の教育。人材育成など、幅広く応用が可能なような気がします。背中を押してあげれば飛躍できる子供たちに、大人たちは何ができるだろう?、とてもいい考え方だと思います。
失敗を忘れて、いい記憶だけが残るとき、子供たちにどんな変化が現れるか、期待して録画を見ました。
ルディ・デュランコーチ・・・身近に呼べたら、子供たち、子供たちを教える大人たちにいい影響を与えてくれそうです。
この番組、再放送があれば、ぜひ見て欲しいなって思います。
ゴルフ最強コーチ、ルディ・デュラン氏
コーチの基本方針は、『意識改革、得意を伸ばす』。プロとして全米ツアー参戦経験があり、タイガー・ウッズの才能を開花させた方。プロ選手のコーチ歴は、45年、生徒は累計5,000人以上。
レッスン受講生
多古町立多古中学校、ゴルフ部『多古っ子ゴルフクラブ』
- 千葉県多古町
- ゴルフの町を宣言、町をあげて協力、練習場:無償提供
- ボランティア指導者多数
生徒たちのあいさつが素晴らしい。笑顔もいい。両親も教師もボランティア指導者のみなさんもみなさんいい笑顔でした。
レッスン内容
どうすればベストな自分をだせるか。クリエイティブに発想できれば、プレーは楽しくなりスコアもよくなる。伝えるのはイメージだけ。具体的技術は教えない。
ボールをカップに入れる方法は自由。プレー中のクリエイティブな発想が大事。
方針:成功の円を伝える
- 失敗は忘れて、『いい記憶だけ残す』、意識改革を!
- 技術を押し付けない。
- 持ち玉を活かす。自信があるショットを信じて打つ。
成功の円
- 決断:どのクラブでどう打つか(記憶ライブラリより導く)
- 宣言:決断を宣言する
- 実行:体が覚えた感覚でボールを打つ
- プロはスイングよりもボールの軌道を意識して打っている。
- 打った後の気持ちの持ち方とベストショットの保存:いい記憶を保存
1〜4を回す。1→2→3→4→1→2→・・・いい記憶のライブラリが増えるほど成功に近づいていく。
ベストなゴルフ
どのクラブでも力をコントロールして振れている状況。ボールを打つ、この一つのことは多種多彩な方法がある。その状況に応じてベストな自分を導き出す方法を学んで欲しい。
いつでもどこでもドライバーはフルスイング・・・これ今の私・・・反省しないと・・・
ゴルフに対する向き合い方
- どうすれば自分のベストを出せるか、を常に考える。
- うまくいったことを記憶する。
- ミス、失敗に価値はない。失敗は忘れる。
- 自由な発想、独創的ゴルフへ
- ボールをカップに近づけて入れる方法は自由。
- 正しいやり方も間違ったやり方もない。
記憶ライブラリ
成功の円を回すために、小さなノートを1冊準備。これにうまくいったことだけを記録する。
ノート=いい記憶のライブラリ → 意識改革 → 上達
反省しか書けなくても、書いているうちにいい記憶だけになる。自分に役立つと思った感じたことは描いてもOk。続けていくうちに書く内容がいい記憶だけに変わるはず。
続けると、今の技術のまま上達する源になる。
実練習
- クラブ2本でラウンド
- ドライバーで四段階ショット:力のコントロール
- 25%、50%、75%、100%の力配分
- ウッドでアプローチ
- ゴルフバスケットボール
- パット
- ドライバーでショット
- カップ見ながらショット
- 目を閉じてショット
- バンカーショット
- ボールの手前に線を引き、その線にヘッドを落として砂とボールを一緒にすくいあげるイメージ。方法や技術は伝えていない。自分の体の感覚で打ち方を覚える。
- ショットの六段階評価:ミスショットにも価値あり。挽回できるトレーニング法。
- とても良い
- 良い
- まだ大丈夫
- ぎりぎりセーフ:普通ならミスショット、ぎりぎりセーフと考えることでチャンスが生まれる。リカバリーでいいスコアにつながる可能性がある。
- 悪い
- 最悪
いいか・悪いかしか考えなかったゴルフから、ぎりぎりセーフを考えることにより、あきらめないゴルフができる。
ぎりぎりセーフの判断基準:明らかなOBや池ポチャがない
- サクセス・トレーニング:ミスしたら3回まで打ち直し可
- 2打目ギリギリセーフスタート:ギリギリの場所からも十分挽回できることを実感する。
練習に遊びの要素も組み込まれており、うまくいったことだけを記録することにつながるよう配慮されているようです。
う〜ん、おもしろいですね。でも、クラブ2本でのラウンドはさすがに・・・せめてパター以外に2本とか、3本とか・・・これは私の自己中・・・コーチの真の狙いを把握しないと。
アプローチでのウッド利用・・・結構グリーンから離れていると感じたのですが・・・これは思いつかなかった。10〜20ヤードぐらいは離れていたように思います。普通ならアプローチかサンドウェッジですよね・・・
いつものメンバーとクラブ3本勝負とかをして、晩にそれをサカナに一杯、というのもおもしろそうです。
とにかくポジティブに、自分で学んで活かそう!、という考え方への導き方、素晴らしいです。
ルディ氏の着眼点
子どもたち
子どもたちが打った後に着目してました。ゴルフはメンタルが重要。大人のゴルファーはレッスン中に、なぜ失敗したのかを気にする。
だが、失敗に価値はない。失敗は忘れて成功したことだけを記憶する。常にいいこと、成功したことだけを思い出すことが大切。
いい記憶がたまればたまるほど、すべてがうまく回り出す、とのこと。→ 成功の円
大人の対応
欠点を見つめ、その欠点を直そうとしないように。。。
背中を押してあげれば飛躍できる子供達に大人は何ができるか、を考える。
いいショットをたくさん打てるように導く。技術的に劣る生徒が1球だけナイスショットを打った。このショットに注目し、そこを伸ばすように指導していた。
X 何が悪かった? → ○ どうすれば良くなると思う?
うまくできたことについて話す。技術は押し付けない。
悪いと感じたことは記憶から消す=失敗は忘れていい
失敗をすぐに忘れる技術・感覚を身につけさせよう!
ルディ氏への生徒からの最後の質問
自分の備忘録のためにも生徒からの質問を残しておきます。
Qes.ルディさんが特にやっていた練習方法は何?
Ans.練習や試合の後、自分がうまくできたプレーの数を数えている→帰宅後もう一度考える→次につながるいいことをもうひとつ見つける。
この答えだけでルディ氏の言いたいことをつかむ生徒、いい関係ができあがってます。
関係ないけど・・・うらやましい・・・いいや、自分をその立場に置き換えてみればいいんだ!
さて、私はどうする?
なんでもかんでもフルスイング → 力のコントロールができるスイング
言葉では理解できるのですが・・・そこにボールがあると・・・
なので、何か大きく変えないと、いつまでたっても上達はないですね。その何かをつかめるよう努力しなければ・・・
まずは、ドライバーをゆっくり大きく振る練習をしてみよう。(これ全くできない)
あとは「結果はどうでもいい。プロセスが最初に決めた通りならヨシとする!」って気持ちを持とう。
大切な友人たちと、いつか日本中のゴルフ場をエンジョイするために!
奇跡のレッスン、世界最強ゴルフコーチのルディ・デュラン氏の番組を見れたことは、とてもよかった。
レッスンはゴルフですが、そこからいろいろな教育や人材育成に発展できる要素をたくさん感じます。もちろん、自分の仕事にも展開できそうです。
繰り返しになりますが、
『ゴルフはボールをカップに入れるスポーツ。カップへの近づけ方、入れ方は自由。』・・・これって仕事にもつながりますね。発想、創造の自由。。。
ルディ・デュラン氏の『Everyone win!』この言葉、心に響きました。
コメント