雨の日に強いと評判の『muziik(ムジーク)のドライコンパウンド』に交換してみました。いつもはコストメリットからGolf Prideのツアーベルベットラバーを使っているのですが、雨の日の滑りが気になっておよそ2倍のコストをかけて購入。交換手順を簡単に紹介します。最後に使用感も ^^
準備するもの
- 奥の左:キッチンペーパー
- 奥、左から2番目:グリップ交換液
- 奥、左から3番目:エタノール
- 奥、右端:両面テープ
- 手前、左:グリップカッター
- 手前、右:はさみ
+ 新品グリップ、今回は、muziik(ムジーク)のM60、50gを5本試しに購入。
53g、、、袋から出すと、、、50g。5本とも50gだった。
天秤の測定精度、0~100g:1g、今まではこれでいいと思っていたのですが・・・後で・・・
エタノールは、グリップテープをはがした後に残る粘着剤の除去や手油の除去に使います。もっと高濃度のエタノールがいいと思いますが、私は薬箱にあったこれを使いました。
シャフトに古い粘着剤や手油がついてるとグリップテープがうまく接着してくれません。うまくいかない場合はより高濃度のエタノールを使用するといいです。
両面テープは、グリップ用のを買いましょう。台紙の薄さや均一さ、交換液がうまく使用できる粘着層が必要なので ^^
交換手順
1)古いグリップの除去
グリップカッターで写真のようにひっかけ、グリップエンドまで引き切ります。
切り終えるとこんな感じ。
グリップをとると、、、
2)両面テープ残りを取り除き、グリップ相当と少し、エタノールを浸けたキッチンペーパーで拭きます。
3)エタノールの乾燥を待って、両面テープを貼ります。折り返しにしました。
4)シャフトの両面テープの台紙をはがし、グリップ交換液を吹き付けます。
グリップのエンド(尻)の穴を指でふさぎ、グリップの挿入口からグリップ内部全般に行きわたるようグリップ交換液を吹き付けます。
両者ともに、上写真の赤➡部分を参照。
この作業はできるだけ素早く行いましょう。
5)すぐにグリップを差し込みます。ここもできるだけ素早く。
こんな感じで交換終了。
時間が経つとグリップ交換液の効力が落ちて、両面テープの粘着力が勝ち、グリップが途中で入らなくなります。
こうなると注射器のようなものでグリップ交換液を装填して一度グリップを抜くしか手がないと思います。
グリップ交換液と両面テープの粘着力のバランスを見極めて・・・ってなりますが、最初は多めに吹き付けるといいと思います。
あと、グリップ挿すときの方向もあらかじめ決めておくべきです。一気に挿入すると結構うまくいくのですが、挿入後に方向調整するとなかなか真っ直ぐにはならないです。交換液がたっぷりついてればうまくいきますが・・・通常はすぐに回らなくなると思います。
交換結果
今回はウエッジを表差し、その他を裏差しで。でも、ウエッジの表差しは若干ズレました。
こんな感じで並べて、グリップを見てみました。交換したのは、ドライバー、5I、7I、9I、56度の5本です。
グリップの挿入状況をみてみると、ズレてますね~。真ん中の、7Iなんですが、グリップ交換液の量が少し足りなくて、途中で挿入に力が必要な状況になりました。
スポッと入ると、他の4本のようにそこそこ揃うのですが・・・
握った感じ、差を感じられなかったので、そのままにしています。注射器で交換液入れて抜くの結構手間かかりますから・・・
重量とバランスを測定してみました。重量は、グリップ重量を測定したのと同じ天秤で、バランスは次のように簡易のバランサーで測定しました。
ここで・・・天秤の誤差・・・100~500gは精度2gですと・・・
今の腕前からいくと全く気にするレベルではないと思う反面、最初からきちんと・・・とか、いろいろ思うところあります。
今まで気にせずにいたのですが、ドライバーと7Iで、う~ん、となりました。
ドライバー、314gと316gを行ったり来たり。
7I、416gと418gを行ったり来たり。
行ったり来たりだから真ん中か、ってなります。
測定結果は次の通り。上がグリップ交換後、下がグリップ交換前です。
DR | 5I | 7I | 9I | SW |
D3.5 | D0.0 | D0.0 | D1.0 | D3.0 |
D3.5 | D0.5 | D1.0 | D1.0 | D3.5 |
315g | 404g | 417g | 432g | 450g |
316g | 404g | 416g | 432g | 450g |
う~ん・・・、天秤の精度、0.5g以下にしてみようかなぁ・・・
使用感
Golf Prideと比較して、muziikは細く感じます。muziikのM60は、Golf PrideだとM62の感じ。また、素手で握ると柔らかいツアーベルベットに慣れてた手には硬くて引っかかりがあるような感覚です。
この引っかかりの感じが雨の日に効力を発揮するのだと思います。
打ちっ放しで使用、まずはそのまま。細目で硬い印象は変わらず。
次に濡らしてテストしてみました。写真では見えにくいかも知れませんが、結構濡らしました。ツアーベルベットは全体的に濡れてる感じですが、muziikは溝で水が切れてるような感じがします。
手袋は、これをびしょびしょに濡らしました。
打ってみて、、、
う~ん、あんまり変わらないかも・・・少しはいいかなぁ・・・結局は握り方か・・・
今回5本だけmuziikに交換したので、他はツアーベルベットのままです。コースで比較してみて、今後を決めようと思います。
少し高価ですが、マスダのグリップが気になってるし・・・
マスダのグリップ1本の価格でツアーベルベットは3本ぐらい買えそうな点は大きな不満なんです・・・高い・・・
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