もう勤め人ではないのですが、こういった題『1枚で売れ!新世代の3ステップ・アイディア法』に、なぜか惹かれてしまいます。身についたクセでしょうか・・・
1枚で考えをまとめる=考えが上司や仲間に通じやすい、ですよね。^_^
書籍概要
著者の『もし、本書を1文で表現するなら』に続く文章がもっともこの本の内容をよく表現しています。引用しました。
自分の足で観察して感情が動いたネタをたくさん拾い、一番心ひかれるネタから売れるヒントに気付き、自分のビジネスに落とし込んでいく発想を導くこと
これを達成する手法として、3ステップ・アイディア法を提唱されてます。
著者は、アイディアが出ないのは、『考えすぎ・まじめすぎ・ネタ不足すぎ』で、アイディアを出すのに一番重要なのは、『アイディアは考えるな! 気付け!』ですと。
その方法として、3ステップ・アイディア法を提唱。
- ステップ1:観 察:考えるのではなく観察する
- ステップ2:気付き:心ひかれるネタに気付く
- ステップ3:発 想:ビジネスに結びつける
この3ステップ・アイディア法は、著者の経験から作成されていて、それぞれのステップに対応するB5版のテンプレートがついています。そのままコピー、またはB5→A4拡大コピーして使用すると便利です。
次の図でピンときた方は、この本がきっとお役に立つでしょう。^_^
書籍情報
- 書籍名:1枚で売れ!
- 著 者:青木精一
- 発行所:株式会社中経出版
- 価 格:1,200円(税別)
- 初 版:2008年6月16日
目 次
序章 「3ステップ・アイディア法」の世界へようこそ!
ステップ1 観察する:パッと感情が動いたモノ・コトを記録する
- 感情が動いたモノを記録しよう
- 心が動く「3つのポイント」に売れる要素がある
- 観察は「5つの要素」を押さえよう
- 観察ネタに「あだ名」をつけて、シートに記入する
- 記憶を記録に変える「三種の神器」を使う
- 3つの「メリット」で観察を習慣づけよう
ステップ2 気付く:一番心が動くネタからの気付きをワード化する
- 一番心が動くトップネタを見つけよう
- おやっとポイントを言葉にしよう
- 共通点のある引力ネタで補強する
- 周囲の意見を聞いて気付きを磨こう
ステップ3 発想する:ヒトの本音をビジネスアイディアに転換する
- 気付きを自分のビジネスに応用する
- ヒトの欲求に変換した本音ワードを探そう
- 5つの質問で刺し語を検証する
- 観察が経験となり新しい発想が生まれる
実際の「3ステップ・アイディア法」活用事例
- 10代女性の美容への欲求を読み取る
- 新しい日本を支える力を読み取る
読んでみて
勤め人でない私がすぐ思いつくのは、ブログネタへの応用。著者提供の3ステップアイディアのテンプレートにこだわることはないですが、3ステップの考え方、特に自分の心がひかれたもの・ことをメモ、それを人が興味津々と感じてくれる内容に展開するのにいいな、と思います。
ステップ1に相当する部分、散歩中他、気づきメモに測量野帳「SKETCH BOOK」を使ってます。ステップ2と3は頭の中で考えていたのですが、この本はより深い考えを提案してくれてます。まず、一度は紙に書いてみよう。よかったら継続してみよう。
ネタはそこら中に点在している。ようは気付くかどうか・・・ですね。
また、これから先、AIの発展で、なくなる仕事がたくさん出てくるように思います。残る仕事の中のひとつが新商品開発でしょうか。
人が欲しいと思うものをどのように見つけるか、掘り出すか・・・今後、今よりもずっと必要とされてくるのではないでしょうか。
それから、いろいろと収集したデータは過去の状況を把握するのには有効だが、将来、人が欲しがる・必要とする何かを生み出すアイディアにはつながらない、との著者の考えには同感。
なので、新入社員や人材育成に携わる方々には、役立つ知識のひとつとなるのではないか、と思います。
机に座っていては独創的アイディアは出てきにくい。独創的アイディアが欲しい場合は、そこら中を歩く、また、たくさんの方と話すといいようだ。
この本、興味ある方は、こちらからどうぞ ^_^
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