散歩途中で、中学校の頃よく渡ってた鏡川にかかってる橋からふと川面を見ると、あらまっ鮎の群れ。
そうか、落ち鮎の時期なんだ、とふと思ってしまいました。年魚の鮎、春に海から川の上流へ、幼魚のときは虫など食べて、成魚になってくると石についてるコケ、藻を食し、焼いて食べるとなんとも言えないいい香りがする魚、鮎。
若い時は、カナツキ漁が大好きで、よくカナツキ持って川に行ってました。いつのまにか川に入ることもなくなり、鮎だけでなく、手長エビやウナギも獲らなくなってしまいました。
今63歳、この歳でカナツキ漁・・・ちょっと無理っぽい。
カナツキ漁でもっとも悔しい思いをしたのは、徳島県の立川というところでの漁。
高校は違うけど会社で知り合った同級生の故郷。
立川川、寒いどころじゃなく、冷たくて急流・・・1分ほど流れたらブルブル、温まって再度流されながら・・・3回ほどでギブアップ。冷たさには勝てなかった。
カナツキ漁では、鮎が泳ぐ深さを予測、予測した深さで川下に流されながら上ってくる鮎を横から狙い撃ち。1回流れたら3匹は・・・獲れるはず・・・だったんですがゼロ。
立川川の鮎は鏡川や仁淀川の鮎よりかなりでかい。オスの鮭というと言い過ぎですが、カナツキ、ヤマサの5本銛カナツキの幅より体高が高いし、頭の後ろがオス鮭のように高くなってた。
流れてて、真横に来た時に突けるように大勢整えて・・・が、が、当たらん・・・
真横に来る少し手前で鮎が急加速、ビュンと川上へ泳いでった。
カナツキは鮎の後ろを空振り・・・
これ結構悔しくて今でもハッキリ記憶に残ってる。景色や道の記憶は曖昧ですが、鮎の泳ぎはまだ鮮明に覚えてる。
カナツキ漁でボウズだったのはこの時だけ。
いまだに思い出すと悔しい気持ちがムクムクと・・・
鏡川の落ち鮎、少し動画に撮りました。30秒ぐらいですが、よかったら見てください。
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